茅ヶ崎に昔、開高健 と言う作家が住んでいて
そして今でも「開高健記念館」と言う場所が有ります。
開高健の本は恥ずかしながら読んだ事は無いんですけど
昔、おじいちゃんと海に写真を撮りに行く時によく歩いたルートに
その場所は有ったんです。
だから「開高健」には勝手に親近感を抱いていたんす・・・
だけど、本も読まないし いまいち接点がなぁ・・・
なんて思っていたんです。。。
そんな時、ふとラジオで「開高丼」の事を知ったんです。
慌ててネットで検索すると出て来ました。
本物の開高丼は
福井県の「こばせ」と言う旅館でしか提供していません。
もちろん本物を食べた事は無いけれど
福井県に行けない以上、自分で作るしかありません。
本物の開高丼は
セイコガニ8匹と米2合のバランスみたいですが
確実なレシピは発見できなかったので
それに近いレシピで臨みました。
セイコガニ 足折れ 1kg(7匹でした)¥3780(送料込み) 鮮魚屋
*ちなみに12月の注文からは¥4980に値上げしてました(安く買えてラッキー!)
12/2(金)に無事到着。
7匹全員の生存を目視で確認。
足折れといえども鮮度はバッチリでお買い得です。
目玉の透明感も 肌色も イイ感じです。
そして7匹を一気蒸します。
何となく塩を少々と酒をやや多めに振りかけました。
そして
開高丼の最難所の身解しです。
予想以上にてこずりまして・・・
途中、晩御飯に間に合わなくなりそうだったので
実家の母と妻の緊急出動により3人総出となりましたが
結果的に2時間以上もかかってしまいました。
身解しには時間的な余裕を持たないといけませんね。
解した身を抱き合わせるご飯ですが
本物は「福井県産コシヒカリ」2合だそうですが
「山梨県産五百川」を2.5合に増やしました。(ちょっと貧乏性でましたね)
セイコガニの蒸汁と昆布をいれて 醤油は8cc(2.5合分)入れます。
そしてスイッチオン!
しばらくすると
何とも言えないイイ香りがするんですよね~~
カニの様な小麦の様な不思議な匂いなんです。
何で小麦っぽい匂いがするのが全然意味不明なんですが仕方ありません。
とにかく、カニ飯の香りではない極上の御飯が炊き上がります。
そして完成!!
偽物の開高丼です!
なにせ本物は食べた事は有りませんから
上出来か不出来かは分かりませんが
メチャクチャ美味しかったです!
本物は「蟹以上に蟹の味がする」と言われているみたいですが
偽物も負けていないきがします!(独断)
本物では敢えて
大葉や海苔や金粉を乗せないみたいなので
少し邪道スタイルで
開高丼のセイコ甲羅載せ!
色どりで何となくネギも載せてみましたが
やはり王道スタイルで何も載せないで
醤油をほんの少し垂らしながら食べるのが一番美味しかったです。
あと混ぜれば混ぜるほど
卵も身もほぐれて味のバランスが良くなって美味しく成ります。
開高丼を食べ終えた事によって
初めて開高健さんと接点を見出す事が出来た気がします。
いつか開高健さんの本を読んでみて
また開高丼を食べてみたいと思います。
その時にどんな変化が有るのかも楽しみです。
こんな素敵なレシピを考案してくれた
開高健さん ありがとうございました!!!